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【1液型と2液型】

塗装の豆知識 2021.09.30 (Thu) 更新

こんにちは。
長野県上田市の外壁塗装&屋根塗装専門店の サンテクペイント です。

 

本日は、【 1液型と2液型 】についてお伝えさせて頂きます。

塗料は、シリコンやフッ素といったグレードや水性・油性といった分類以外にも、硬化剤を混ぜるタイミングによって、1液型と2液型があります。

今回は、1液型と2液型の違いと、それぞれのメリット・デメリットなどについて紹介していきます。

1液型と2液型の塗料の違い

1液型は、塗料缶にそのまま塗装ができる状態の塗料が入っています。2液型は、主材と硬化剤がセットで販売されていて、塗装する前に主材都硬化剤を混ぜて使用します。硬化剤を入れることで、硬化反応を促して塗料が固まります。

もともとは2液型の塗料しかありませんでした。2液型は、硬化剤を混ぜると数時間で完全に固まってしまうので、必要な量をその都度作る必要があります。硬化剤と主材を正しい比率で混ぜるのに時間がかかるので、作業時間が長くなるデメリットが生じます。

2液型のデメリットを解消するために開発されたのが1液型です。硬化剤を混ぜる必要がないので、2液型に比べて作業時間が短縮できるメリットがあります。

 

 

1液型と2液型のメリット・デメリット

1液型

メリット

・価格が安い

 2液型に比べて1割程度安いです。

 

・硬化剤を混ぜる手間がない

 

・翌日も使える

 

デメリット

・耐久性が低い

 

・未開封でも保管期間が短い

 硬化剤が混ざっている状態なので、未開封でも半年~1年程度で固まります。そのため、長期保存はできません。

 

・塗装できる建材に制限がある

 1液型は、硬化剤の化学反応が遅いので、2液型より密着が弱い特徴があります。なので、塗装できる建材に制限があります。1液型は、一般的にサイディングやモルタル、コンクリートなどに塗装が可能です。

 

2液型

メリット

・耐久性が高い

 1液型より耐久年数が長い特徴があります。2液型の方が塗膜の密着性が高いため、紫外線や雨風による劣化に対して強い特徴があります。

 

・硬化剤を混ぜなければ長期保存できる

 硬化剤が混ざっていないので、1液型よりも長期保存ができます。しかし、硬化剤の保管環境に注意が必要です。気温が高い場所や直射日光が当たる場所に保管すると劣化する場合があります。劣化した硬化剤を使用すると硬化不良が起こる危険性があります。

 

・塗装できる建材が多い

 2液型は、塗膜の密着性が高いため、様々な建材を塗装することが可能です。そのため、2液型は1液型が塗装できる建材に加え、金属にも塗装が可能です。

 

デメリット

・価格が高い

 

・硬化剤を混ぜたら数時間で使用する必要がある

 

・混ぜるのに手間がかかり、作業時間が長くなる

 主材に硬化剤を混ぜる必要があり、比率が塗料によって細かく決められているので、計測器で計って作る時間がかかります。また、硬化剤を入れてから、3~5時間程度でかたまってしまうので、塗料を作り置きすることができません。そのため、使い切る量を作る必要があり、塗料が足りなければ再度作る必要があります。このような手間があるため、作業時間が長くなります。

 

 

今回は1液型と2液型について説明させていただきました。今までのブログでも1液型と2液型について触れる部分がありましたが、どんな違いがあるのかを知っていただけたらいいなと思い、紹介させていただきました。ぜひ塗料選びの際に参考にしてみてください!!

 

 

 

記事をご覧頂き誠にありがとうございました。

これからも長野県上田市密着の外壁塗装専門店「サンテクペイント」を

よろしくお願い申し上げます。

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