塗装に関するマメ知識やイベントなど最新情報をお届けします! 現場ブログ

HOME > 現場ブログ > 塗装の豆知識 > 【屋根解説】トタン屋根とは?

【屋根解説】トタン屋根とは?

塗装の豆知識 2024.06.01 (Sat) 更新

皆さま、こんにちは。
長野県松本市・上田市密着の外壁塗装・屋根塗装専門店 サンテクペイント です。

今回は、日本の建築材料として長い歴史を持つトタン屋根について詳しくお話しします。

トタン屋根は多くの住宅や建物で使用され、その特徴やメリット・デメリットについて知ることで、より適切な屋根材選びができるようになります。

それでは、トタン屋根の全貌を見ていきましょう。


目次

  1. トタン屋根とは
  2. トタン屋根の歴史
  3. トタン屋根の種類
  4. トタン屋根の施工方法
  5. トタン屋根は何年もつ?
  6. トタン屋根のメリット
  7. トタン屋根のデメリット
  8. 他の外壁材との違い
  9. トタン屋根は減りつつある?
  10. まとめ

1. トタン屋根とは

トタン屋根は、鉄板に亜鉛をコーティングした屋根材です。

この亜鉛コーティングが錆び防止の役割を果たし、屋根材としての耐久性を高めています。

トタンは「トタン鉄板」とも呼ばれ、その軽量性と施工のしやすさから、多くの住宅や工場で利用されています。

また、トタン屋根は経済的であり、コストパフォーマンスが高いことでも知られています。

2. トタン屋根の歴史

トタン屋根の歴史は古く、19世紀にヨーロッパで普及し始めました。

日本には明治時代に導入され、急速に広まりました。

特に、戦後の復興期には、その経済性と施工の容易さから多くの住宅や工場で採用されました。

当時の日本では、建築資材の不足が深刻な問題であり、トタン屋根の導入はその解決策の一つとなりました。

3. トタン屋根の種類

トタン屋根にはいくつかの種類があります。

まず、平滑なトタン屋根があります。

これは、波型に加工されていない鉄板で、主に住宅や商業施設に使用されます。

次に、波型トタン屋根があります。

これは、鉄板が波型に加工されており、水の流れを良くし、強度を増すために利用されます。

波型トタンは、特に倉庫や工場の屋根によく使用されます。

さらに、カラー鉄板と呼ばれるトタン屋根もあります。

これは、亜鉛コーティングされた鉄板の表面に色を施したもので、美観を重視する場所に適しています。

4. トタン屋根の施工方法

トタン屋根の施工は比較的簡単です。

まず、屋根の形状に合わせてトタン板をカットします。

次に、専用の釘やビスでトタン板を固定します。

この際、正確な寸法測定と適切な固定が重要です。

固定が甘いと、風による浮き上がりや雨水の侵入の原因となるため、注意が必要です。

また、重ね合わせる部分には防水シートを敷き、雨水の侵入を防ぎます。

5. トタン屋根は何年もつ?

トタン屋根の寿命は、通常20年から30年とされています。

ただし、環境やメンテナンスの状況によっては、それ以上持つこともあります。

例えば、塩害地域や酸性雨の多い地域では、寿命が短くなる傾向があります。

逆に、定期的に塗装やメンテナンスを行うことで、寿命を延ばすことが可能です。

適切なメンテナンスを行うことで、30年以上の耐久性を持つことも珍しくありません。

6. トタン屋根のメリット

トタン屋根の最大のメリットは、そのコストパフォーマンスです。

低コストでありながら、十分な耐久性を持っています。

また、軽量であるため、建物の構造への負担が少なく、施工も容易です。

さらに、凍害に強いという特性があります。

トタン屋根は、低温での脆化や割れが少なく、寒冷地でも性能を維持します。

これにより、寒冷地や急激な気温変化がある地域でも安心して使用することができます。

7. トタン屋根のデメリット

一方で、トタン屋根にはいくつかのデメリットもあります。

まず、断熱性が低いことが挙げられます。

金属は熱を伝えやすいため、夏は屋根下が非常に暑くなりやすく、冬は寒さが伝わりやすいです。

これにより、室内の温度調整が難しくなり、冷暖房の効率が悪くなることがあります。

また、雨音が大きいこともデメリットの一つです。

雨が降ると金属板に当たる音が大きくなり、室内に響くことがあります。

このため、防音対策が必要になる場合があります。

さらに、時間とともに錆びる可能性があり、定期的なメンテナンスが必要です。

8. 他の外壁材との違い

トタン屋根は他の屋根材と比較して、いくつかの点で異なります。

まず、コストが低く、施工が簡単であることが大きな特徴です。

一方で、断熱性や遮音性は他の材料に劣ります。

例えば、瓦やスレートは断熱性が高く、遮音性にも優れていますが、トタン屋根に比べて重量があり、施工が難しいです。

また、デザイン性においても、瓦やスレートは多様なデザインや色が選べるため、より美観を重視する場合に適しています。

9. トタン屋根は減りつつある?

現代の建築トレンドでは、エコロジーやデザイン性を重視した材料が選ばれることが多く、トタン屋根の使用は減少しています。

特に都市部では、断熱性や遮音性に優れた材料が好まれる傾向があります。

また、トタン屋根の錆びやすさやメンテナンスの手間が敬遠されることも多いです。

しかし、経済性や施工のしやすさから、依然として一定の需要があります。

特に、農業用倉庫や工場などの大規模な建物では、コストパフォーマンスの高さが評価されています。

10. まとめ

トタン屋根は、その経済性や特定の環境への耐性で優れていますが、新しい建築材料の登場により選ばれる機会は減っています。

しかし、適切なメンテナンスを行い、適切な用途で使用することで、依然として優れた選択肢となり得ます。

トタン屋根の特性を理解し、使用する環境や目的に合わせた材料選びをすることが重要です。


この記事がトタン屋根についての理解を深める手助けになれば幸いです。

 

 

記事をご覧いただき誠にありがとうございました。

これからも長野県松本市・上田市密着の外壁塗装専門店「サンテクペイント」を

よろしくお願い申し上げます。

▼外壁・屋根塗装のおすすめ商品一覧はこちら

▼サンテクペイントの施工事例はこちら

▼外壁・屋根の無料診断はこちら

▼松本市・上田市最大級の外壁・屋根塗装専門ショールームはこちら

外壁・屋根塗装についてのご相談はこちら

▼松本市・上田市周辺で雨漏りのご相談はこちら

長野県 松本市・上田市密着の塗装会社「サンテクペイント」