塗料の豆知識②-塗料の種類ー
長野県上田市の皆さんこんにちは。
長野県上田市の外壁塗装&屋根塗装専門店の サンテクペイント です。
本日は、【 塗料の豆知識② 】です。
前回は「塗料の豆知識①」で、塗料の役割や成分、種類などをお話しました。 シリコン塗料、ウレタン塗料など合成樹脂ごとの種類もあれば、その中でも1液性、2液性と違いがあります。さらにそこから水性塗料と油性塗料に分かれます。今回はその「水性と油性の違い」についてお話していきます。 |
水性塗料・油性塗料って?
前回のブログの復習ですが、
★塗料は主に「顔料」「合成樹脂」「添加剤」で作られており、顔料は塗料の色や艶を出す染料。合成樹脂はシリコンやフッ素と呼ばれるものでものによって塗料の耐久性のグレードが変わります。添加剤はその他の特別な機能を与えます。(例えば遮熱性、防腐性、防カビ性、低汚染性など)
★塗料はさらに2つの種類に分けられます。硬化剤がすでに含まれていてすぐに使える1液型と、硬化剤は別で混ぜてから使う2液型です。
そして、またさらに2つの種類に分けられます。「水性塗料」と「油性塗料」です。
そもそも塗料は「顔料」と「合成樹脂」と「添加剤」が混ぜられた個体なので、これを液体で希釈して(うすめて)使います。水性と油性の違いは、希釈するために使用する溶剤になにが使われているか、で変わります。
水性塗料は水で薄めるものです。油性塗料は有機溶剤(シンナー)で薄めるものです。
水性塗料と油性塗料のメリット、デメリットをお話していきます。
水性塗料
メリット
環境と人一に優しい:水で希釈する水性塗料は、油性塗料に比べて安全で扱いやすいです。VOC(揮発性有機化合物)の量は20分の1ほどで、人体への影響が少なくお子様のいるお家でも安心です。機能性は油性塗料より若干劣りますが、環境や人体への影響が気になる方には水性塗料がおすすめです。
臭いが気にならない:油性塗料は、シンナーを希釈剤として使用するのでかなり強い臭いがしますが、水性塗料は水を希釈剤として使うのでシンナーのような独特な臭いはしません。ただ、含まれている顔料や樹脂の臭いは多少あります。
扱いやすい:水が主成分となる水性塗料は、油性塗料のような引火の心配もなく保管も楽です。水性塗料は1液型が多いので、混ぜる手間も省けます。また、水性塗料を塗った使用後の刷毛やローラーは水洗いができ、メンテナンスができるので手間がかかりません。
価格が安い:シンナーを使用しないことと、硬化剤を使わない1液型が多いことから、水性塗料は価格が安いです。ただし、価格が安い分耐久性が低いので長い目でみたときのコストパフォーマンスを考えると一概に安いほうが良いとは言い難いです。
デメリット
油性に比べて耐久性が劣る:希釈に水を使うので、溶剤を使う油性塗料よりは耐久性が落ちます。ただ、近年研究が進み、水性塗料でも油性塗料と変わらないくらいの耐久性を持つ塗料もあります。
密着しにくい:水性塗料は、つるつるとした部分や金属に密着しにくいです。そのため、下塗りや軒天、雨樋などの塗装には不向きです。
ツヤが落ちやすい:水性塗料は塗膜の艶が落ちやすいという特徴があります。一方油性塗料は、艶の持続性が高いです。これは有機溶剤(シンナー)の特性です。
油性塗料
メリット
耐久性・密着性:有機溶剤(シンナー)は溶ける力が強く塗料全体をまんべんなく混ぜることが出来ます。この溶ける力によって塗料が建材にしっかりと密着して耐久性の強い塗膜を形成します。この強い塗膜は、紫外線や雨水によっても劣化がしにくいです。
高光沢性:有機溶剤(シンナー)の性質で、美しい光沢・つやを表現することができます。また、有機溶剤の特徴として「耐久性」があるのでこの美しさ・ツヤを長期間長持ちさせることができます。
乾燥がはやい:蒸発しやすい性質の有機溶剤(シンナー)が溶剤の油性塗料は、水で薄める水性塗料に比べて乾くのがはやく、また気温や湿度に左右されることもなく一定の時間で乾きます。塗装は基本的に①下塗り②中塗り③仕上げと重ねて塗料を塗りますが、それぞれの工程の後にしっかり乾燥させる必要があります。乾くのに時間がかかる水性塗料に比べて速乾性のある油性塗料は、工事期間も短期で済みます。
デメリット
人や環境への影響が心配:水性塗料と比較したときに最も目立つデメリットが「臭い」です。シンナー独特の強いにおいがするので、近隣への配慮が必要です。人体・環境への影響は「VOC(揮発性化合物)」によって起こります。VOCはトルエン・キシレンなどの総称で、人体への影響や大気汚染への影響が懸念される物質です。「光化学スモッグ」というもやが発生する大気汚染が、このVOCが原因だと言われています。VOCに含まれる「ホウルムアルデビド」という物質によってシックハウス症候群を起こしてします可能性があります。シックハウス症候群への影響の対策として「F☆☆☆☆
(エフフォースター)」というホルムアルデヒドがどのくらい飛散されるかを示す規格があるので、油性塗料を使うときには、この企画に注意して選ぶと良いでしょう。
扱いにくい:油性塗料は引火性が高いので、取り扱う際に火気に注意が必要です。また硬化剤と別々になっている2液型の混ぜた後すぐに固まってしますので、使用する量や時間にも気をつけないといけません。さらに、水性塗料の場合刷毛やローラーは水洗いができますが、油性塗料の場合は水洗いができないので専用の液剤を使用する必要があります。
値段が高い:油性塗料は水性塗料に比べて値段が若干割高です。2液型を使用することが多く、硬化剤の値段が上乗せされることも値段が高くなる原因のひとつです。しかし、値段が高い分耐久性は高いので、長い目で見たときに水性塗料か油性塗料のどちらが安いかは、ご自宅の状況次第です。
いかがでしたでしょうか?油性塗料と水性塗料の違いやメリット・デメリットについてご紹介しました。どちらが良いのかは、ご自宅の状態やお客様のニーズによるので業者に相談してみるのがオススメです。
弊社では無料お見積り・外壁診断・屋根診断も行っています。お客様のご自宅に合う最適な塗料・プランをご提案させていただきます。塗装でおなやみの方はぜひ弊社へお問い合わせください!
記事をご覧頂き誠にありがとうございました。
これからも長野県上田市密着の外壁塗装・屋根塗装専門店「サンテクペイント」を
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