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【屋根解説】瓦屋根とは?

塗装の豆知識 2023.11.11 (Sat) 更新

長野県松本市の皆さんこんにちは。 
長野県松本市の外壁塗装&屋根塗装専門店の サンテクペイント です。

 

【外壁解説】シリーズを4回に渡って解説してきました、新人の佐藤です。

外壁解説がひと区切りつきましたので、今回から【屋根解説】シリーズとさせて頂きます。

屋根は普段見る機会がないので気づきにくいですが、外壁と同じく放置し続けると雨漏りなどの原因になります

中には瓦のように塗装が必要ない屋根もありますが、メンテナンスが不要というわけではありません。

経年や災害でひび割れてしまったり、ビスが抜けて瓦が落下して最悪の場合大事故に繋がる可能性もあります。

最近施工された瓦屋根については、一昔前に比べると軽量化されて施工方法も変わっているため落下などの可能性は低いですが、

完全に放置してしまうのはあまり良くないと言えます。

今回は瓦屋根について解説させて頂きますので、「うちは瓦屋根だから何もしなくても大丈夫」と思っている方は、

ぜひこの解説を読んで頂き、いずれ適切な対処をして頂きたいと思います。

 

↓【外壁解説】シリーズはコチラ!↓

【外壁解説】サイディング外壁とは?

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【外壁解説】タイル外壁とは?

 

目次

1.瓦屋根の歴史

2.瓦屋根の種類と特徴

 ー粘土瓦

 ー金属瓦

 ーセメント瓦

3.屋根材のシェア率

 ー屋根材のシェア率一覧表

4.まとめ

 

1.瓦屋根の歴史

瓦は古くから世界各地で用いられてきましたが、誰がいつどこで発明したかはわかっていません。

発見されている世界最古の瓦としては中国で出土された平瓦があり、古代ギリシアではパルテノン神殿にも用いられていました。

日本には、588年頃に朝鮮半島から来た4名の瓦作りの技術者によって伝えられたとされています。

それから仏教が普及したことでお寺が増え、その屋根に瓦を使うようになりました。

2.瓦屋根の種類と特徴

粘土瓦

瓦にはいくつか種類がありますが、その中で主流なのがこの粘土瓦です。

その粘土瓦の中にも、釉薬瓦(ゆうやくがわら、陶器瓦とも呼ばれる)、無釉薬瓦、いぶし瓦などがあります。

粘土を瓦の形に成形し乾燥させた後、1000~1200度の高温で焼き上げることで粘土瓦が出来ますが、

そこに釉薬を用いることで防水性が高まり、艶が出ます。これが釉薬瓦と呼ばれています。

釉薬瓦はカラーが豊富で和風・洋風の住宅にも合うデザインで、

無釉薬瓦は古くからお寺やお城に用いられ、伝統的な日本建築に合う屋根材となっています。

いぶし瓦は、燻化という蒸す工程が加わるため、いぶし瓦と呼ばれています。

その名の通りいぶし銀のような薄い灰色をしており、多くの人が和瓦と聞いてイメージするのはおそらくこのいぶし瓦でしょう。

金属瓦

金属瓦は、ステンレス瓦やガルバリウム瓦など金属を用いて作られる瓦です。

耐候性に優れており、錆びなどの劣化が起こりにくいためメンテナンスコストがかからないことが特徴で、

ステンレス瓦は初期コストが高いがガルバリウムより耐久性に優れ耐用年数は50年ほど

ガルバリウム瓦は初期コストは低いがステンレス瓦よりメンテナンスコストがかかり耐用年数は30年ほど

といった違いがあります。

また、近年ではチタン瓦というものも登場し、こちらは屋根材の中で最も耐久性に優れており、

ほぼメンテナンスが不要で耐用年数は50年以上と非常に優秀な屋根材です。

しかしその反面、チタンはその強度の高さゆえに現場で加工することが困難なため、

その分施工に手間がかかってしまううえに、チタン自体も高価なため施工金額が非常に高くなります。

耐用年数を考えればコストパフォーマンスには優れていますが、初期コストの高さが大きなデメリットです。

セメント瓦

セメント瓦は、その名の通りセメントを用いて作られる瓦です。

比較的安価で施工しやすいため一時期は流行しましたが、割れやすくメンテナンスコストがかかること、

外観が古っぽい印象を受けることなどから、近年では施工されておらず取り扱っている業者もほぼありません。

3.屋根材のシェア率

一昔前までセメント瓦が流行していたためセメント瓦が使われている建物はまだ多くありますが、

新しく施工されることはほぼないため、年月を経て減っていくと思われます。

屋根材のシェア率一覧表

シェア率
金属 63.2%
セメント系瓦 15.0%
粘土瓦 13.4%
シングル材 5.6%
石粒付金属 2.9%

 

4.まとめ

屋根材として多く使われている瓦。

重いイメージがあり耐震性が低いと思われがちですが、近年は軽量化され施工方法も変わり、

以前よりも災害に強い屋根材となってきています。

今回解説させて頂いたのは大きく分けて3種類でしたが、他にも様々な瓦があるので

興味のある方はもっと調べてみると理想の屋根材に出会えるかもしれませんね。

 

以上、【屋根解説】シリーズ担当、新人の佐藤でした。

 

 

記事をご覧頂き誠にありがとうございました。

これからも長野県松本市密着の外壁塗装専門店「サンテクペイント」を

よろしくお願い申し上げます。

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