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【2024年最新】カーポート工事もサンテクペイントにお任せください。

塗装の豆知識 2024.05.02 (Thu) 更新

皆さま、こんにちは。
長野県松本市周辺の外壁・屋根塗装専門店 サンテクペイント です。

サンテクペイントでは、外壁や屋根などの塗装を主にやらせていただいておりますが、実は総合リフォーム店としてリフォーム全般も請け負っております。

「どこに頼めばいいかわからない…」というようなことも、サンテクペイントにお任せいただけます。

ドア塗装ウッドデッキ塗装雨樋の交換波板の交換シーリング工事外塀の高圧洗浄駐車場の高圧洗浄漆喰工事など、小工事から大がかりな工事まで全般的に対応しております。

その中でも需要が高まりつつあるのが、カーポート工事です。

今回の記事では、カーポートを設置するメリットとデメリット、施工方法や費用などについて詳しく解説します。

これから始まる梅雨の時期に向けて、ぜひご検討ください。

 

目次

1.カーポートとは

  ┖ ガレージとの違い

2.カーポート工事を行うメリット

  ┖ ①天気が悪くても車の乗り降りがしやすい

  ┖ ➁車や敷地の汚れを防ぐ

  ┖ ③車の劣化を防ぐ

  ┖ ④夏場の車内温度上昇を抑える

  ┖ ⑤冬場の車や駐車場への積雪を防ぐ

  ┖ ⑥住宅がスタイリッシュな雰囲気になる

3.カーポート工事を行うデメリット

  ┖ ①支柱が通行の邪魔になる可能性がある

  ┖ ➁日当たりが悪くなる

  ┖ ③雨風による騒音

4.カーポート工事が可能な条件

  ┖ 住まいの建ぺい率

  ┖ 建ぺい率の緩和条件

5.カーポートの材質

  ┖ ポリカーボネート板

  ┖ FRP

  ┖ アルミ形材

  ┖ スチール折半

6.カーポートの形状

  ┖ 屋根の形状

  ┖ 屋根の支持方式

  ┖ 支柱の数

  ┖ サイズ(対応台数)

  ┖ 耐積雪強度

  ┖ 耐風圧強度

7.カーポート工事の作業手順

  ┖ ①支柱の位置決め

  ┖ ➁掘削

  ┖ ③支柱の設置

  ┖ ④骨組みの構築

  ┖ ⑤屋根パネルの取付

  ┖ ⑥仕上げ

8.カーポート工事にかかる期間

9.カーポート工事にかかる費用

  ┖ おおよその相場表

  ┖ カーポートは固定資産税がかかる?

  ┖ 掘った土などの処分費

10.まとめ

 

1.カーポートとは

カーポート

カーポートは、駐車場に建てる簡易的な車庫(屋根)のことです。

新築時に設置することもありますが、後付けで設置することもできます(条件有り)。

ガレージとの違い

ガレージ

ガレージはカーポートに似ていますが、しっかりとした壁や屋根があり、造りの頑丈さという点で大きな違いがあります。

2.カーポート工事を行うメリット

カーポート工事には多くのメリットがあります。

①天気が悪くても車の乗り降りがしやすい

雨や雪の日は、車の乗り降り時に少なからず髪や服が濡れてしまいます。

カーポートを設置することで、髪や服が濡れてしまうのを防ぎ、荷物なども安全に運ぶことができます。

➁車や敷地の汚れを防ぐ

雨や電線にとまっている鳥の糞などで車や敷地が汚れてしまうことはよくあります。

カーポートを設置することでそれらの汚れを防ぎ、車やお住いを美しく保つことができます。

③車の劣化を防ぐ

車の表面は塗装されており、車のボディを守る役目を果たしています。

紫外線から守ることで、車を長持ちさせることができます。

④夏場の車内温度上昇を抑える

夏場は直射日光が当たることで車内温度が上昇し、出かける際にはエアコンが効いてくるまでに汗だくになってしまうなんてこともあります。

駐車場に日陰を作ることで、車内の温度上昇を抑えることができます。

⑤冬場の車や駐車場への積雪を防ぐ

積雪地帯では、冬に車や敷地に雪が積もり、雪かきをしなければならないことがあります。

積雪に対応したカーポートを設置すれば、雪かきの負担が減り大変な思いをしなくて済むようになります。

⑥住宅がスタイリッシュな雰囲気になる

カーポートにも様々なデザインがあり、重厚感や高級感のあるデザインを選ぶことでお住まいがよりスタイリッシュな雰囲気になります。

3.カーポート工事を行うデメリット

カーポート工事を行うにあたって注意しなければならない点がいくつかあります。

①支柱が邪魔になる

カーポート工事を行うには、必ず支柱を設置しなければなりません。

支柱が1本で済むものなどもありますが、ここ長野のような積雪地帯でカーポート工事を行うなら、ある程度積雪に対応したカーポートを選ばなければなりません。

そうなると必然的に支柱の数が増え、車の入出庫や乗り降りなどで支柱が邪魔になる可能性があるため、支柱を設置する位置や本数はよく考えることが必要です。

➁日当たりが悪くなる

カーポートの材質などによっては、採光性が低く雰囲気が暗くなってしまう可能性があります。

採光性の高い商品を選んだり、カーポートを設置する場所やサイズもしっかり考える必要があります。

③雨風による騒音

カーポートを設置すると、屋根に雨が当たる音や風で揺れる音などの騒音が起こる可能性があります。

カーポートと部屋や窓が近い場合などは注意が必要です。

4.カーポートが設置できる条件

カーポート工事を行うには、設置できる条件を満たす必要があります。

建ぺい率

建ぺい率とは、敷地面積に対する建物面積の割合のことです。

この建ぺい率は地域ごとに最大値が定められており、その値を超える面積の建物は建てることができません。

例えば、建ぺい率が60%に定められている地域では、敷地面積100㎡だとすると60㎡までの建物しか建てることができないということになります。

そして、建築基準法では「屋根及び柱、もしくは壁を有するもの」を建物として扱うため、カーポートも建物扱いになります

そのため、建ぺい率限界まで建物を建てた場合、カーポートを設置すると建ぺい率が最大値を超えてしまうため設置できないということもあるのです。

建ぺい率の緩和条件

カーポートは建物扱いで建ぺい率の建物面積に含めなければなりませんが、条件を満たしていれば緩和を受けることができます。

緩和を受けるには以下の全てを満たしている必要があります。

  • 外壁のない部分が4メートル以上連続していること
  • 柱の間隔が2メートル以上あること
  • 天井の高さが2.1メートル以上あること

緩和については、「国土交通大臣が高い開放性を有すると認めて指定する構造の建造物については、その端から水平距離1メートル以内の部分の水平投影面積は、建物面積に算入しない」ということになっています。

例えば、5メートル×6メートルのカーポートを設置する場合には以下のような計算になります。

緩和前

5m ×6m=30㎡

緩和後

(5mー1mー1m)×(6mー1mー1m)=12㎡

このように、緩和を受けることで建ぺい率に含めるカーポートの建物面積を大きく軽減することができます。

5.カーポートの材質

カーポートにも様々な種類があります。

種類をよく調べずにカーポート工事してしまうと、「実際建ててみたら邪魔だった…」「積雪ですぐ壊れてしまった…」なんてことにもなりかねないため、お住いの環境や立地などに合う材質・形状・サイズなどをしっかり調べることがとても大切です。

ポリカーボネート板

ポリカーボネート板は、現在カーポートの屋根として主流になりつつあるカーポート屋根材です。

熱可塑性樹脂であるポリカーボネート樹脂が原料のプラスチックの一種で、耐久性・耐衝撃性・耐熱性・耐寒性・透明度に優れており、紫外線にも強いため屋外利用に最適な素材です。

プラスチックの中でもトップクラスの強度で非常に割れにくく、万が一火事が起こっても自然に鎮火する自己消火性もあります。

このようにカーポートの屋根材としてメリットが多く、カーポート工事において最も人気な屋根材と言えるでしょう。

デメリットとしては、硬度が高くないため傷が付きやすいという点があります。

他にも、車内温度上昇を抑える熱線遮断ポリカーボネート板というものもあります。

FRP

FRPFiber    Reinforced    Plasticsの略で、プラスチックにガラス繊維などを混ぜて加工した複合素材です。

ポリカと比べて熱伸縮しにくく、太陽熱を遮断するため夏場でも快適になります。

デメリットとして、ポリカよりもコストがかかること、太陽光を遮断するため屋根下が暗くなってしまうことがあげられます。

アルミ形材

アルミ形材も近年人気の高いカーポート屋根材です。

錆びに強く、デザイン性に優れているのが特徴です。

デメリットとして、通常タイプは支柱が4本ですが、耐積雪タイプだと支柱が6~8本のものもあり、歩行や運転の邪魔になる可能性があります。

耐久面や利便性からみて、長野のような積雪地帯にはあまり向いていないといえるかもしれません。

スチール折半

スチール折半は、ガルバリウム鋼板という合金を使用したカーポート屋根材です。

金属製ですが、表面がメッキ加工されているため錆びにも強くなっています。

他のカーポート屋根材と比べて圧倒的な耐久性があり、耐積雪量や耐震性にも優れています。

また、高耐久ながら屋根を支える支柱が2~4本程度で済むため、歩行や運転の邪魔になりにくいのもメリットです。

6.カーポートの形状

カーポートには、材質だけでなく形状にも違いがあります。

形状でも耐久性や利便性に違いがでるため、環境や立地に応じて考慮する必要があります。

屋根の形状

屋根の形状には曲線のアール(R型)と直線のフラット型(F型)があります。

アール型(R型)

アール型

アール型は、どんな雰囲気のお住まいにも合わせやすい曲線のデザインが特徴です。

サイズが大きいものは、ドームのような形状になります。

価格が安く、最も主流な形状です。

フラット型(F型)

フラット型

フラット型は、スタイリッシュでモダンな雰囲気によく合う直線的で平らな屋根が特徴です。

アール型と比べて形状を加工しやすく、お住いに合わせやすいというメリットもあります。

ただし、フラット型は最近になって商品が増えてきたため、まだ価格がアール型よりも高くなりやすいです。

屋根の支持方式

屋根の支持方式にもいくつかタイプがあります。

屋根を支える支柱の位置によって、耐久性や利便性に違いがあります。

片側支持タイプ

フラット型

片側支持タイプは、左右どちらかにのみ支柱があります。

支柱が邪魔になりにくいため歩行や入出庫がしやすく、2台以上対応の大きいサイズもありますが、耐積雪量が比較的少ないため積雪地帯では耐久面に不安があります。

また、台風や大雪などが予想される場合、後付けの補助柱を取り付けて一時的に耐久性をあげることもできます。

補助柱

他にも、片側支持タイプのカーポートを2つ合わせたM合掌タイプというものもあります。

両側支持タイプ

両側支持タイプ

両側支持タイプは、左右両側に支柱があります。

最も耐久面で優れており、豪雪地帯でも対応しているものが多くありますが、支柱が多いため大きい敷地が必要だったり、入出庫に支障をきたす場合があります。

後方支持タイプ

後方支持タイプ

後方支持タイプは、後方にのみ支柱があります。

左右に支柱がなく開放的なため、入出庫がとてもしやすいですが、耐久面では片側支持タイプよりも不安があり、特殊な構造でコストが高めというデメリットがあります。

支柱の数

カーポート工事を行う場合は、支柱の数も重要なポイントです。

屋根材の種類や環境、サイズなどによって1本~10本以上の支柱が必要になります。

支柱の数が耐久性に大きく関わるため、大きいカーポートや積雪地帯では多くの支柱が必要になります。

支柱が多いほどコストがかかり、支柱が歩行や運転に支障をきたす場合があります。

サイズ(対応台数)

カーポートを設置する際には、車種や台数に応じたサイズを選びましょう。

一般的な商品では、1~6台用のサイズがあります。

また、車のサイズにぴったりのカーポートを選んでしまうと、車の扉の開け閉めや乗り降りなどで支柱が邪魔になってしまう可能性があるため、少しゆとりを持たせて大きめのカーポートを設置するのがおすすめです。

2台用

2台用

3台用

3台用

耐積雪強度

カーポートには、耐積雪強度というものが設定されています。

これは、降雪時にカーポートの屋根がどれだけの積雪まで耐えられるかという値になっており、cmで表されます。

例えば、耐積雪強度が20cmのカーポートであれば、積雪が20cmを超える前に雪下ろしを行う必要があります。

ただしこれらの数字は新雪の場合を想定しているため、水分を含んだ重い雪などの場合は耐積雪強度に満たない場合でも注意が必要です。

積雪地帯では100cm、豪雪地帯では200cmまでの積雪に対応した商品を選ぶのが安心です。

積雪によってカーポートが壊れてしまうと、人や車が傷つく二次被害が起こる可能性もあるため、なるべく良いものを選びましょう。

耐風圧強度

カーポートには、耐風圧強度というものがあります。

これは強風や台風の風圧に対する強度を示す値で、数値が大きいほど強度が高いということになります。

一般的なカーポートは30m/s程度で、50m/sを超えるものもあります。

耐風圧強度が高いものほど価格もあがり、支柱も多くなる傾向にあります。

突然発達した台風などの影響でカーポートが破損すると、破片などが強風で飛ばされて歩行者や近隣への被害が起こる可能性があるため、強度の高い物やサポート支柱が取り付けられるものを選ぶのが最も安全です。

7.カーポート工事の作業手順

カーポートの作業手順は商品によって違いがありますが、ここではR型の両側支持タイプのカーポートを例に作業手順を解説します。

①支柱の位置決め

まず初めに、支柱を建てる位置を決めます。

支柱を建てるには地面に穴を掘らなければならないので、支柱を建てても邪魔にならないよう事前にお客様と相談しながら位置を決めます。

➁掘削

支柱を建てる位置を決めたら、支柱を埋めるため、ショベルや機械を用いて穴を掘ります。

地面がコンクリートの場合はコンクリートを切らなければならなかったり、地中に水道管や基礎などがある場合には、追加料金が発生したり支柱を建てる位置を変えなければならない場合もあります。

カーポートの商品によって穴の広さや深さには違いがありますが、一般的なものでも50cm以上の深さが必要になります。

③支柱の設置

穴が完成したら、支柱を建てます。

初めに穴底に安定用のプレートを置きます(必要ない場合もあります)。

そこに支柱を建て、穴にコンクリートやモルタルを流し込んで固めます。

完全に固まるまでに時間がかかるため、次の日まで時間を置きます。

また、この工程で全ての支柱を固めてしまうと後からずれの調整などができないため、片側の支柱だけ固定して反対側の支柱はまだ固定しません。

④骨組みの構築

支柱が建ったら、梁、棟木、後枠、母屋、側枠、アーチなどを組みます。

その後、支柱のずれなどがないか入念に確認と調整を行います。

⑤屋根パネルの取付

骨組みが完成したら、屋根パネルを取り付けていきます。

1枚ずつしっかりとはめていきながら、雨漏りが起こらないように、パネルとカバーの間にコーキング材を充填します。

⑥仕上げ

仮止めしていたビスなどを本締めしていきます。

その後支柱にずれがないか最終チェックを行い、固定していなかった支柱も固定し、最後に雨樋を取り付けて完成です。

8.カーポート工事にかかる期間

カーポート工事にかかる期間は、1台用のものであれば1~3日ほど、大きいものでも1週間ほどで工事が終わります。

支柱を建てる位置の地中に基礎があったりすると、掘削に時間がかかるため長引く可能性があります。

9.カーポート工事にかかる費用

カーポート工事にかかる費用は、カーポートの材質・形状・サイズなどによって大きく変わり、1台用の低価格なものであればだいたい5~10万円以上、3~4台用で最高級のものだと200万円を超えることもあります。

おおよその相場表

おおまかではありますが、だいたいこのような相場が一般的になっています。

台数 安価タイプ 高耐久タイプ
1台用 20万円前後 45万円前後
2台用 30万円前後 70万円前後
3台用 55万円前後 120万円前後
4台用 75万円前後 150万円前後

カーポートは固定資産税がかかる?

結論からいうと、ほとんどのカーポートは固定資産税がかかりません

固定資産税の課税対象になるのは、ガレージのように壁があって外気と分断されていることが条件です。

カーポートは基本的に壁がないので、固定資産税の対象になることはほぼないのです。

ただし例外があり、サイドパネルが3面あるタイプや、住宅の外壁などが近く閉鎖的な空間になっている場合には固定資産税の課税対象になる可能性もあります。

カーポート工事を行う場合には、必ず事前に税務局に実地調査を依頼しましょう。

掘った土などの処分費

意外と大変なのが、支柱を設置する際に掘削した土の処分です。

商品によって掘る量は違いますが、だいたい支柱1本建てるのに土のう袋3~4袋分ほどの土が出ます。

これらは産業廃棄物として処分しなければなりませんが、費用を抑えたいからと業者に頼まず自分で処分される方が多く、その結果「思ったより大変だった…」という声をよくお聞きします。

費用をかけて業者に依頼するか、覚悟を決めて自分で処分するかどうかもカーポート工事を行う際には考えなければなりません。

10.まとめ

いかがだったでしょうか。

カーポート工事を行うには、建ぺい率や建築確認などの申請が必要だったり、工事以外のところでも費用がかかってきます。

カーポートのサイズなどによっては大がかりな工事になるため、ご自分で調べて知識をつけてから検討すること、事前の業者との打ち合わせをしっかり行うことをおすすめします。

 

もしカーポート工事を検討される場合には、ぜひサンテクペイントにご相談ください!

 

 

記事をご覧いただき誠にありがとうございました。

これからも長野県松本市密着の外壁塗装専門店「サンテクペイント」を

よろしくお願い申し上げます。

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